プラスチック製造のプロフェッショナル集団コバヤシが、2018年に城陽で稼働を開始した西の製造拠点。関西工場でメインに製造されるのは、プラスチックを液状にした看板商品『コバゾール』。名前の由来は『コバ(コバヤシ)』が研究&開発を手がけた『ゾル(プラスチックの液体)』であることから。コバゾールのほかにも、食品の容器のような身近なものから、産業機材や医療用品に至るまで、コバヤシのプラスチックが活躍する場面は多岐に渡る。
おもちゃ業界から支持されるコバゾールは、その豊かな表現力が最大の魅力。コバヤシが質感や色合いを思いのままに具現化できる理由は、コバゾールを知り尽くした生みの親だからこそ。国内シェアは4分の3と圧倒的であるが、これはコバヤシ製の品質が高い証拠である。おもちゃ以外の用途もさまざまで、飲食店で見かける食品サンプルやルアーフィッシングのワーム(疑似餌)、自動車部品や電気電子部品なども守備範囲。お客様の要望に応え、エポキシ、ウレタン、塩ビ等の素材を用い、オリジナルの配合設計を行っている。こども達のおもちゃでの使用実績からも明らかなように、安全性の高さは折紙付きで、身近な建材などに用いることもできる。
納豆や豆腐をパックするプラスチック容器は、そのほとんどがコバヤシ製。納豆や豆腐のおいしさが損われることなく食卓に届けられるのは、地域の気候まで考慮して造り分けるというコバヤシのこだわりのおかげ。美しく魅せるためのノウハウは豊富なので、パッケージのデザインについても安心しておまかせできる。もちろん、世の中のトレンドに合わせたり、クライアントのリクエストに応えられる自在性も魅力。野菜・果物用のトレイも製造するなど、食品の流通には欠かせない存在である。
ペットボトルのリサイクル活動を推進するだけでなく、環境ホルモン問題をクリアしたプラスチゾルなども開発。環境保全にしっかりと向き合うコバヤシの姿勢は、石油化学製品を製造する者のまさに鑑である。コバヤシがさらなる存在感をみせるのは、石油に頼らない新素材の開発。石油が限られた資源であることから植物性素材の研究に取り組むなど、便利で快適なくらしを持続的に支えるための努力が積み重ねられている。
※京都府立大の研究データにより表示
※京都府立大の研究データにより表示
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