のどかなJR山城青谷駅の改札を出ると、目の前にある和菓子屋さん。ショーケースには昔ながらの定番はもちろん、趣向を凝らした生菓子がずらり。焼き菓子の種類も豊富で、詰め合わせセットはおみやげに最適である。初めて若松を訪れる方におススメしたいのは、季節のうつろいが感じられる大福。ハロウィンには見た目が楽しいお菓子も販売される。次はどのようなお菓子に出会えるかワクワクする和菓子屋さんである。
若松のこだわりは、例えば豆大福。一般的な赤えんどう豆と比べて、ひとまわり以上大きな黒豆を贅沢に使用。喉ごし滑らかなこしあんとの相性が抜群で、とろけるような生地との食感のコントラストも見事である。黒豆のうまみを楽しめること間違いなしで、何度も足を運びたくなる美味しさである。創業以来のロングセラー商品『茶人好み』も注目の逸品。ほどよい甘さの中に抹茶がほのかに香る白あんと、香ばしく焼き上げられた皮との組み合わせが素晴らしい。
冬季限定販売のいちご大福も若松の自信作。大粒いちごのみずみずしい酸味に滑らか白あんの甘味がマッチ。それらを包む生地の味わいや柔らかさもまた絶妙である。地域住民だけでなく城陽市外から買い求めるお客さんもいるほどで、午前中に完売となる日もあるほどの人気ぶり。夏には、ゼリー、葛まんじゅう、水ようかんなど、秋になると、芋きんとん、くり大福、ぶどう大福など、季節の素材を存分に活かしたお菓子の数々が所狭しと店頭に並ぶ。
梅まつりが開催される春先は、青谷が誇る香り豊かな『城州白』を用いた梅どら焼きがおススメ。春の訪れを感じさせるピンク色のふわふわ生地に、城州白の芳しい香りとほどよい酸味がたまらない。酒まんじゅうは、ご近所さんの『城陽酒造』で造られた良質の酒粕を使用する若松ならではの味。高校の家庭科実習では和菓子づくりの講師を務めるなど、地域貢献にも積極的な和菓子屋さんである。
住所:〒610-0114 京都府城陽市市辺五島7-4
営業時間:9:00〜19:00
定休日:月
駐車場:1台
電話番号:0774-52-7740
※京都府立大の研究データにより表示
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