コンビニエンスストアのAEDをご活用ください

　城陽市内のコンビニエンスストア４社（株式会社ファミリーマート、株式会社セブン－イレブン・ジャパン、株式会社ローソン、山崎製パン株式会社）全店にAED（自動体外式除細動器）を設置しています。

　AED設置場所周辺で、重篤な傷病者が発生した場合に、その場に居合わせた方が救急車が到着するまでの間、AEDを使用し、救命処置を実施していただくことで、救命率の向上が期待できます。

Automated(自動化された)

External(体外式の)

Defibrillator(除細動器)

の略であり、日本語では「自動体外式除細動器」と言われています。

心臓がけいれんしたような状態（心室細動）になると、心臓は震えるのみで血液を送り出せなくなります。AEDはそんな状態になった心臓に電気ショックを与え正常なリズムに戻すための医療機器です。

平成16年7月より医療従事者ではない一般市民の方でも使用できるようになりました。

日本では毎日多くの人が心臓突然死で命を失っています。

その原因の多くが「心室細動」です。

心室細動からの救命には、迅速な胸骨圧迫（心臓マッサージ）と電気ショックが必要です。

電気ショックが1分遅れるごとに、救命率は10％ずつ低下すると言われています。

救急車が到着するまでの間に、近くに居合わせた方が胸骨圧迫（心臓マッサージ）と電気ショックをすることによって、救命率は飛躍的に向上します。

城陽市内においても一般市民の方が心肺停止状態の方に対し、胸骨圧迫（心臓マッサージ）と電気ショックを行い、救命に成功した事例があります。

AEDは電源を入れて2枚のパッドを素肌に貼りますが、服をすべて脱がせる必要はなく、下着をずらして貼ることで対応できます。また、パッドを貼ったあと、その上から服などをかけて肌を隠すようにしても、AEDの機能に影響はありません。

そこで

プライバシー保護のために、コンビニエンスストアに設置しているAEDには付属品として「タオル」が付いています。

AED使用時（衣服を脱がせた場合等）にはタオルを上半身にかける等、ご活用いただけると幸いです。

使用説明書についてもタオルと一緒に付いています。

消防署ではAEDや心肺蘇生法の講習会を定期的に開催しています。ご要望により各種団体へ開催することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

城陽市消防署救急課

城陽市富野東田部３３番地

TEL：０７７４－５２－０６９７（救急情報サービス用電話）

FAX：０７７４－５４－０１１４