リチウムイオン蓄電池からの火災にご注意を!!
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住宅における電気火災の状況とリチウムイオン蓄電池からの出火状況
近年、電気器具類を原因とする火災(家電製品や電気配線を原因とする火災)が増加しており、住宅火災の原因の第1位となっています。過去10年間の電気器具類の火災件数の推移を見ると、リチウム電池と充電式電池の火災件数の増加が顕著となっています。
充電式電池(リチウムイオン電池を含む。)の出火原因は、機器の不具合の割合が大きく、その他には不適切な使用によるものです。

リチウムイオン電池の種類

円筒型(標準的サイズ)

円筒型(特殊サイズ)

ラミネート型

加熱式タバコ
リチウムイオン電池は、小型・軽量・高容量が特長で、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、携帯型ゲーム機、加熱式タバコなど、様々な製品に使用されています。

出火防止対策
1 充電する時は、必ず専用アダプタ・電源コードを使用する。
2 自動充電停止機能等がないものは、定められた充電時間を守る。
3 長期間使用しない時は、電池残量を半分以上残した状態で保管する。
4 高温になる場所に放置しない。
5 落下等で大きな衝撃を加えないよう、丁寧に取り扱う。
6 性能の落ちた電池を使用しない。
7 電池を捨てる時は、家電量販店、ホームセンター及び携帯電話ショップ等の回収ボックスを利用する。
8 むやみに家電製品を分解・修理・改造しない。
9 水のかかる場所では使用しない。
10 機器に深いキズや変形・焦げた跡などの異常がある場合は使用しない。
11 リコール情報を確認する。
リチウムイオン蓄電池に係る防火安全対策のポイント
(PDF形式、474.48KB)
リチウムイオン蓄電池に係る防火安全対策のポイント
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リチウムイオン電池が出火する前兆
1 リチウムイオン電池が膨らんできた。
2 電気機器使用時に異音又は異臭がする。
3 電気機器の使用時間が短くなった。
4 充電が最後までできない。
5 充電中に電池が異常に熱くなる。

リチウムイオン電池の火災事例
[ 事例1 ]
付属品と異なる電圧の高い充電器(ACアダプタ)を使用したため出火した。
☆解説☆
4Vで充電する機器を、8V等の高い電圧で充電してしまうと、過電流状態となり、火災の原因となります。電池にCIDなどの安全装置が備わっているのであれば、通電を遮断し、火災発生リスクを下げることが出来ますので、PSEマークの表示がある安全性を満たした製品をお使いください。
[事例2]
1年間使用していなかったリチウムイオン電池を充電した際に出火した。
☆解説☆
長期間使用していなかったリチウムイオン電池は、過放電が起こることがあり、電池内部の電極帯が劣化してしまいます。劣化が進んだ電池に電気を流すと発熱して、可燃性ガスが発生し、短絡の火花で着火して火災に至ることがあります。
[事例3]
モバイルバッテリーが暖房器具の温風により加熱され出火した。
☆解説☆
リチウムイオン電池は熱に弱く、熱くなる場所に放置すると電池内部の絶縁体が破損し、発火することがあります。
お問い合わせ
城陽市役所 消防本部 予防課電話: 0774-54-0115