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城陽市

あしあと

    所蔵資料紹介「戦争資料」

    • ID:6757

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    資料館所蔵資料紹介「戦争資料」

    当館が所蔵する戦争資料を一部紹介します。

    和裁用へら台

     着物を縫うときに使う台で、軍用機や戦車の絵柄の布が使われています。戦時中は子ども用の服地や着物の反物に戦争を題材にした絵柄が使われていました。

    木銃

     木銃とは木で銃の形に作られたもので、国民学校高等科や中学校の軍事教練で使われました。これは旧桃山中学校の軍事教練で使われたものです。

    慰問袋

     戦地にいる兵隊を慰めるために、婦人会や国民学校などで作成されました。この慰問袋の中には手紙、絵葉書、地域の新聞『山城』、簡単な手芸(絽刺し)のセットが入っています。

    奉公袋

     軍隊に召集された人が持っていく袋で、中には軍隊手帳、千人針、便箋、荷札などが入っています。

    防空頭巾

    首 元でひもを結んでかぶります。中には綿が入っていて、家にある余った布で手作りしていました。肩まで覆うように作られ、こどもや女性が空襲や火災から頭部を守るためにかぶりました。

    灯火管制用電球

     窓から灯りがもれないように、周りを塗りつぶして真下だけを照らすようにした電球です。

    防衛食容器

     金属が不足したため缶詰の代わりに作られました。初めは中身に肉や魚が入っていましたが、食料が不足してくると昆布や豆になったそうです。

    旧桃山中学校制服ボタン

     陶器で作られた制服のボタンです。戦争中金属が不足したため、生活の様々な物に陶器の代用品が作られました。

    レコード針

     レコード針の代用品で、竹で作られています。ハサミで先を尖らせて使いました。

    敵機爆音集

     日本軍が捕獲した米軍機を実際に離陸させて録音した飛行音のレコードです。昭和18年(1943年)にニッチク(現日本コロムビア)から発売されました。飛行機の飛んでいる音で敵の飛行機を聞き分けて防空訓練に役立てる目的で制作されました。

    ホウロウ製の皿

     裏面に「MADE IN OCCUPIED JAPAN」(占領下日本製)と印字されています。戦後連合国軍占領下(昭和22年から26年)で輸出用に生産された食器です。