【史跡指定50周年】正道官衙遺跡と関連イベントの紹介
- ID:10457
SNSへのリンクは別ウィンドウで開きます
城陽市寺田正道にある「正道官衙遺跡」は、古代の山背国久世郡(現在の城陽市宇治市の一部を含む地域)の郡衙(郡の役所)があった場所です。これまでの発掘調査で、奈良時代に建てられた多くの建物跡が見つかりました。
そして今からちょうど50年前、わが国の歴史を理解する上で重要な遺跡である「国史跡」に指定されました。
現在、正道官衙遺跡は史跡公園として整備され、一般公開されています。
史跡指定50周年を迎える今年、正道官衙遺跡や関連するイベントをご紹介します。
正道官衙遺跡の復元遺構
正道官衙遺跡地図
正道官衙遺跡の紹介
正道官衙遺跡は東から伸びる丘陵の端、標高40〜50mの低台地上に立地します。
正道官衙遺跡のある寺田正道では、昭和40年(1965) に古代の瓦が採集されたことから、周辺に古代の寺があったと考えられてきました。
ところが、昭和48年(1973) に行われた発掘調査では、方位を揃え整然と並ぶたくさんの建物の跡が見つかり、この場所は古代久世郡の郡衙(郡の役所)跡であると推定されました。
その後の発掘調査で、5世紀前半の古墳や6世紀末から7世紀前半の集落跡、そして7世紀後半から9世紀前半の官衙(役所)跡を含む遺跡であることがわかりました。
関連イベント
令和6年度秋季特別展「正道官衙遺跡と奈良時代の役所」
- 会期 令和6年10月26日(土曜日)から12月15日(日曜日)
ただし、10月28日、11月5・6・11・18・25・26日、12月2・9日は休館 - 会場 城陽市歴史民俗資料館(五里ごり館) 特別展示室
- その他 詳しくは、こちらのリンク(別ウインドウで開く)からご覧ください。
JOYOエコミュージアムまちの魅力再発見ツアー
- テーマ 「史跡を巡るぐるり旅 城陽南マルシェ in 正道官衙遺跡で古代の遊びを体験しよう」
- 日時 令和6年10月26日(土)
- 受付時間 午前9:30〜10:00
- 受付場所 JR城陽駅東側ロータリー
- コース 久世廃寺跡(久世神社)→久世小学校古墳→芝ヶ原古墳→久津川車塚古墳→芭蕉塚古墳→平川廃寺跡→正道官衙遺跡(城陽南マルシェ開催)
- その他 詳しくは、こちらのリンクからご覧ください。
史跡指定50周年記念シンポジウム
- テーマ 「正道官衙遺跡 地域と歩んだ古代久世郡の役所跡」
- 開催日時 令和6年11月16日(土)13:30から16:30まで(13:00時開場)
- 開催場所 文化パルク城陽 大会議室
- 定員 150名(申込不要、当日自由参加)
- 講演 菱田哲郎氏(京都府立大学教授)、増渕徹氏(和歌山県立紀伊風土記の丘館長)、道上祥武氏(独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所研究員)ほか
お問い合わせ
城陽市役所教育委員会事務局 文化・スポーツ推進課文化財係
電話: 0774-56-4049
ファックス: 0774-56-0801
電話番号のかけ間違いにご注意ください!