ホップ ステップ ジャンプ（広報じょうよう市長コラム）令和3年12月

　12月。今年もはや師走を迎えましたが、新型コロナウイルス感染症の脅威に揺れ動いた１年でした。本市の感染者数も８月をピークに、現在は低い水準が続いていますが、次の第６波の襲来も懸念され、予断を許しません▼政府は３回目のワクチン接種の方針を発表しました。感染者数が、我が国では激減しているのもワクチン効果とか▼兼好法師は「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる」（徒然草第55段）と著し、「家の造りは夏を第一に考えなければならない。冬はどんなところにも住める」と、エアコンのないこの時代の酷暑には、隙間風を望むような住宅事情がうかがえます▼最近の日本の家屋は、気密性の高い住宅が増えてきました。コロナ感染の1つに、室内の空気の滞留が指摘され、換気の必要性が説かれています。年末にかけて寒さも厳しくなってまいりますが、適度の換気を心がけてお元気でお過ごしください。