JOYOエコミュージアム・令和6年度春の資料紹介「古墳へ行こう！2024＋発掘調査速報展」

　城陽市は古墳のまち城陽といわれるほど古墳が多く、約200基の古墳が確認されています。特に城陽市北部にかけての丘陵や扇状地上には、久津川車塚古墳をはじめとした古墳が多く現存し、見学することができます。城陽市内で見学可能な古墳を写真や地図で紹介します。
　また毎年この時期には小学校6年生の社会科『日本のあゆみ』「大昔のくらしと国の統一」の学習の一環として多くの学校が資料館を訪れます。それにあわせて全長272ｍある大型前方後円墳の久津川車塚古墳がどのようにして造られたのかを模型やイラストで紹介します。
　あわせて、昨年度城陽市内で発掘調査が行われた久津川車塚古墳、芭蕉塚古墳、芝山古墳群の調査成果を「発掘調査速報展」として紹介します。

令和６年４月27日（土曜日）～６月23日（日曜日）
ただし、４月30日、５月1・7～10・13・20・27日、６月3・10・17日は休館

※国際博物館の日５月19日（日曜日）、最終日６月23日（日曜日）は無料開放

城陽市歴史民俗資料館（五里ごり館）　特別展示室

〒610-0121　京都府城陽市寺田今堀１番地（文化パルク城陽西館４階）
TEL：0774-55-7611
FAX：0774-55-7612

午前10時から午後５時まで（入館は午後４時30分まで）

（1）古墳ってなに【パネル展示】
・古墳とは
・古墳の形
・古墳の各部の名称
・古墳の大きさ
・埋葬施設
・古墳の中に納められていたもの
・古墳に並べられた埴輪

（2）古墳のできるまで【パネル・模型展示】
・土地を選ぶ
・設計図・模型をつくり検討する
・木をたおし、整地する・地面に杭を打ち、縄を張る
・墳丘を高める
・石棺を竜山から運ぶ
・形を整える
・葺石をはる
・埴輪を並べる
・久津川車塚古墳製作過程模型（175㎝×175㎝）

（3）見学できる古墳【パネル展示】
・芝ヶ原古墳
・上大谷古墳群
・尼塚古墳
・尼塚６・７号墳
・下大谷１号墳
・久津川車塚古墳
・丸塚古墳
・芭蕉塚古墳
・久世小学校古墳（見学は土日祝のみ可）
・黒土１号墳

（4）久津川車塚古墳の発見
　久津川車塚古墳が発見された時の様子や古墳から見つかった出土品についてパネルや複製品で紹介する。
・長持形石棺（復元）と棺内の再現
・説明パネル

（5）久津川車塚古墳発掘調査速報
　史跡整備事業に向けて平成26年度から行ってきたこれまでの発掘調査成果と、令和５年度発掘調査において後円部東側の発掘調査で得られた成果を紹介する。
・実物資料（円筒埴輪片・朝顔形埴輪片）
・発掘調査写真、図表パネル
・映像放映（墳丘の３Ｄ復元や発掘調査時の動画など）

（6）芭蕉塚古墳発掘調査速報
　開発に伴う事前調査により得られた発掘成果を紹介する。
・実物資料（円筒埴輪片、須恵器）
・発掘調査写真、図表パネル

（7）芝山古墳群発掘調査速報
　新名神高速道路建設と府道の拡幅工事に伴い発掘された調査成果を紹介する。
・実物資料（須恵器）
・発掘調査写真、図面パネル

古代人になりきって、火を起こしてみよう！

日時：5月26日(日曜日)　　1回目13：30から、2回目14：00から、3回目14：30から、4回目15：00から
場所：資料館で受付後、屋外で火起こし体験
講師：資料館職員・資料館友の会ボランティア
定員：各回先着5名
対象：小学生以上
費用：無料
申込：5月19日（日曜日）10：00から電話申込

演　題：「城陽市の最新文化財情報」
日時：６月１６日（日曜日）13：00から15：30（開場12：30）
場所：文化パルク城陽第３会議室（西館３階）
講師：城陽市教育委員会文化・スポーツ推進課　職員
（公財）京都府埋蔵文化財調査研究センター　職員
定員：先着40名
参加費：無料
申込み：６月９日（日曜日）10：00から電話申込