アライグマの目撃情報、被害情報をお寄せください!
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近年、全国的にアライグマによる農作物や生活環境への被害が急増しています。
本市でも目撃情報や被害情報が寄せられています。
そのため、外来生物法に基づくアライグマ防除実施計画を策定し、市内での農作物被害や生活環境被害の低減に取り組んでおります。
そこで、アライグマの目撃や被害の情報がありましたら、農政課まで連絡をお願いします。
(1)アライグマの国内での定着の経緯
- アライグマは元来日本には生息していませんでしたが、1970年代にアライグマを題材にしたテレビアニメが放映され人気が高まったことにより、多くの個体が輸入されました。
その後、飼いきれなくなった個体が野外に放されたり、逃亡したりして野外で定着するようになったと言われています。
(2)アライグマの特徴
- 頭胴長は約40~60cm、体重は約4~10Kg、毛色は灰色~明るい赤褐色。
- 尾には5~10本の黒い輪があり、ふさふさしている。
- 灰白色の顔に両目を覆うような黒い帯が目立っている。
写真1(アライグマの外観その1)
△環境省ホームページより
写真2(アライグマの外観その2)
△環境省ホームページより
(3)生態および生息環境
- 夜行性で、森林や湿地帯から市街地まで多様な環境に生息し、特に水域を好む。
- 食性は雑食性で、昆虫類、魚類、小動物から果実・野菜・殻類など幅広い。
- 寿命は、野生では約5年、飼育下では約13~16年。天敵はあまりいない。
(4)繁殖生態
- 出産期は春で、一度に通常3~6頭出産する。
(5)特徴的な痕跡
- アライグマの指は長く、足跡には5本の指がつく。
写真3(アライグマの足跡)
△京都府ホームページより
写真4(アライグマの爪の跡)
△京都府ホームページより
(6)農作物等の被害状況
- スイカ、トウモロコシ、ブドウなど農作物や果実、金魚等を食害する。
写真5(スイカの被害)
写真6(トウモロコシの被害)
※注意事項
- 気性が荒く凶暴であり、動物由来の感染症等にかかっている可能性もあるので、珍しいからといって、エサを与えたり触ったりしてはいけません。
- ゴミ集積場では、ネットを掛けて頂き、ゴミ出し時間を厳守してください。
- 農地での廃果や生ごみ(収穫残渣)は放置せず、持ち帰って廃棄してください。