五里ごり館

(城陽市歴史民俗資料館




〒610−0121
京都府城陽市寺田今堀1
文化パルク城陽西館4階
電話:0774-55-7611
FAX:0774-55-7612


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市制施行40周年記念
平成24年度夏季特別展

  


 てんち      めぐ     じつげつせいしゅく
天地を巡る日月星宿
 たなばた     きっこうてん    なつ    おおはらえ

七夕・乞巧奠と夏の大祓


平成24年7月7日(土)〜9月2日(日)(8月13日まで開催しました)

但し7月9,17,18,23,30日 
8月6,13,20,27日は休館日



【展示場所】
城陽市歴史民俗資料館 特別展示室・ギャラリー・ロビー

【趣   旨】
むかし中国洛陽の都には天の河にも見立てられた洛河をはさんで
北には宮城、南には人々の暮らす街が広がっていました。日本近世
の夏の年中行事として愛されている、夏越の祓や精霊会、乞巧奠・
七夕(二星)は中国の伝統と風習、牧畜と養蚕・染織、天文学に深い
かかわりがあり、宮中での行事としても今も残されています。中国の
書籍や日本の仏教絵画、中世時代以降の陰陽道関連の古文書、中
世絵巻物などよりも七夕伝承や星空にたいする人々の想いを探ります。
自然の四季の巡りと人の晴耕雨読の生活とを求めて、古代中国より
現代日本まで風習の秘密を追いかけてみましょう。



展示構成

I. プロローグ −天空に迷い込んだ人− 『荊楚歳時記』六朝時代の伝説
II. 伝統と風習『西京雑記』−前漢の人々と七夕の風習−
III. 古代中国の天文学と暦
IV. 天文学者石氏の『星経』、『史記』の天官書にのる星の動き

V. 後漢の墓所 中国の河南省の星宿と太陽の鳥、月の蛙
VI. 星宿図のある墓所 日本列島と朝鮮半島
VII. 宋代の石刻天文図「黄裳天文図」−一千年前の宇宙−
VIII. 星宿の世界 日本で息づく星々
   星の戸籍「石氏星官簿讃」と日暈・月暈・彗星の吉凶「雑卦法」 
IX. 陰陽道と宿陽道 星信仰と秘法
  平安時代の旦椋神社「大将軍神像」【城陽市指定文化財】と大将軍八神社「大将軍神像」、
  南山城の宿曜道 真輪院「星曼荼羅」【府指定文化財 パネル展示】、
  旧久世神社の毘沙門天 万福寺の「天部半跏像」【城陽市指定文化財】
X. 『月令広義』−夏の大祓と古代の七夕のルーツ− 土王令、夏を中心とした暦
XI. 江戸時代の夏越の祓・乞巧奠・七夕
  貴族と町衆 冷泉家伝統の乞巧奠と飛鳥井家邸宅跡「白峯神宮」の七夕神事、
  染織業の都 京都に残された七夕紙衣(たなばたかみこ)
XII. コペルニクスとの出会い
  八二三年ぶりの改暦と皆川家天文暦道関係資料【大将軍八神社蔵 府指定】
XIII. 京都に落ちた隕石 曽根隕石
XIV. 古代の隕石 織女石の謎

展示資料数 約90点 (展示資料によって展示期間がかわります)


主な展示資料と展示期間
全期間
「大将軍神像」 旦椋神社所蔵 【城陽市指定文化財】
「木造天部半跏像」萬福寺所蔵 【城陽市指定文化財】
「石氏簿讃」・「伊達政宗泰山府君都状案」京都府立総合資料館所蔵
※石氏簿讃は前期は牽牛 後期は織女の載せられた箇所を展示
皆川家天文暦道関係資料「黄裳天文図」中国宋代石碑 拓本・「星之行度知事」鎌倉期(室町期写本)・「神道秘符書」平安期(江戸期写本)大将軍八神社所蔵ほか


■■特別展示室■■