平成29年度冬季特別展
「ちょっと昔の暮らしと風景ー城陽町だった頃―」

 
平成30年1月20日(土)〜3月18日(日)
  *ただし1月22・29日、2月5・13・14・19・26日、3月5・12日は休館




※展示案内はこちらから(



開催趣旨



 私たちの生活は日々変化しています。特に、昭和30年代に家電製品が登場・普及すると、今まで手作業であった作業は、格段に機能的になり私たちの暮らしは一変しました。しかし、私たちは日常の変化というのはあまり気付かず過ごしています。一人ひとりの記憶は断片的に残っていても、記録としては残りにくいのが現状です。人々の記憶を記録に残し、暮らしの変化を次世代に伝えていくのが、資料館の役割だと考えます。
 資料館では、城陽市内外の方々から多くの生活用品・写真資料の寄贈を受けていますが、その際当時の様子も聞かせていただいています。これらは、暮らしの変化を記録する貴重な財産となります。この度の展示では、寄贈していただいた中から、城陽町だった頃(昭和26年4月〜昭和47年4月)を中心とした生活用品と暮らしの写真を展示します。
 また、毎年この時期に、小学校3年生の社会科「昔の道具と人々のくらし」の学習の一環として、市内外から多くの学校が資料館を訪れます。「昔の道具と人々のくらし」の体験学習・見学に対応できる展示にすると共に、今の道具との違いや昔の人の知恵などを発見する場として活用していただきたいと思います。
 今回の展示を通して、あの頃の風景を懐かしんだり、子や孫へその頃の記憶を繋いでいくきっかけとなれば幸いです。



     展示構成と主な展示資料


(1) 家族だんらん茶の間風景
    卓袱台 火鉢 火箸 水屋 食器 ラジオ テレビ やぐら炬燵
    炭入れ 踏み台 こて 着物 十能 台十能 火箸 黒電話

(2) 衣
    ミシン 針箱 炭火アイロン 火のし こて 着物 火鉢
    たらい 張り板 物干し再現

(3) 食
    羽釜 ふご おひつ まないた かつお節けずり かまど再現

(4) 住
    あんか 湯たんぽ 台十能 炭入れ 豆炭あんか
    うちわ 扇風機 蚊帳等 かご 置き薬 鏡台

(5) 城陽町だった頃
    城陽町の移り変わりの様子を写真等で展示

(6) こども
    メンコ ビー玉 石けり おもちゃの黒電話 ママジューサー
    電車ごっこ 扇風機(おもちゃ) ブロマイド 日光写真
    グローブ ボール等

(7) 働く
    かご 回転式脱穀機 風呂鍬 風呂鋤 備中鍬 千歯こき 
    籾さがし 田植綱 田打車 フゴ フルイ マス チギ 自転車等

(8) ちょっと昔の風景
    昭和26年〜昭和47年(城陽町時代)の出来事に沿った写真を展示



         関連事業


(1) 昔のくらし体験学習
    小学校3年生の社会科「昔の道具と人々のくらし」の学習単元に合   わせ、昔の道具や当時の様子をクイズ、劇などで説明する。また糸つ   むぎ・綿繰り、縄ないの体験も行なう。

   ア 日 時 適宜受け入れ 各学校と調整
   イ 場 所 城陽市歴史民俗資料館特別展示室・常設展示室・工作室
   ウ 講 師 城陽市歴史民俗資料館職員
   エ 申込み 学校単位で要申込み 各学校と日程を調整する

(2) 昔のてしごと…ちょこっと体験
   @ 和紙ぞめ
     日 時 平成30年2月17日(土)
         13:30〜15:30(受付15:00まで)
   A 糸つむぎ・綿繰り
     日 時 平成30年3月3日(土)
         13:30〜15:30(受付15:00まで)

             〜以下共通〜

   ア 場 所 城陽市歴史民俗資料館工作室
   イ 講 師 城陽市歴史民俗資料館職員
   ウ 申込み 不要
   エ 参加費 不要(ただし、当日資料館へ入館した方)
   オ 対 象 小学生以上
   カ 定 員 20名程度

(3) 手作りワークショップ
    「昔の道具をモチーフにした
            オリジナルのキーホルダーをつくろう!」
    プラバンを使って昔の道具をモチーフにしたオリジナルのキーホル   ダーをつくる

   ア 日 時 平成30年3月17日(土)
          13:30〜16:00(受付15:00まで)
   イ 場 所 城陽市歴史民俗資料館工作室
   ウ 講 師 城陽市歴史民俗資料館職員
   エ 申込み 不要
   オ 参加費 不要(ただし、当日資料館へ入館した方)
   カ 対 象 小学生以上
   キ 定 員 20名程度
■■特別展示室■■

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