開催にあたって
趣旨
物を蒐集し、分類し、整理するということは、博物学の始まりであり、近代の自然科学の始まりである。また、国内の有名な美術館、博物館の多くが個人のコレクションを元にして創られてきたということを考えたとき、蒐集という行為こそが、博物館の基礎であるともいえるだろう。小さな子どもにも石や貝殻を集める行動がみられるが、人間にとって蒐集という行為は世界を秩序立てて理解するための大切な行為である。この夏季企画展では、市民の様々なコレクションを通じて、物を蒐集するという知的な営みを紹介する。
展示構成及び展示資料
 (1) 蒐集ってなに
  ア 蒐集の始まり−新聞コレクション(澤井敏郎氏より寄贈)
イ 集めたら何がわかるの?−マッチコレクション・カードコレクション(寄贈資料)
 (2) 様々な市民のコレクション
  ア 藍染コレクション(本田洋子氏)
イ プラモデルコレクション(熊走篤司氏)
  ウ 切手コレクション(城陽郵趣会)
  エ レコードコレクション(石川登氏)
  オ 草花の写真集(飛川夫妻)
 (3) 子どものコレクション
  ア お菓子の包み紙コレクション(寄贈資料)
  イ めんこコレクション(寄贈資料)
 (4) 自分のコレクションを作ってみよう!
  ア 蒐集の始め方
  イ 資料の整理
  ウ カタログをつくろう

