市制施行50周年事業
第21回城陽市環境フォーラムを開催しました!
テーマ「カーボンニュートラルに向けて」

日時:令和4年11月5日(土)10時〜15時30分
場所:文化パルク城陽 市民プラザ 
    
10:00〜10:40 ブース紹介
・城陽市観光協会梅の郷青谷づくり梅林部会、グリーンカーテンフォトコンテストの作品展示、カーボンニュートラル絵画展の作品展示、城陽の生き物紹介、デイリーエコチョイスJOYOの展示、ゼロカーボンに向けての説明展示、PS会議の活動紹介(城陽産菜種油の販売)の展示など、各ブースを司会者の米田さんが紹介をしてくれました。
11:00〜11:30 表彰式
・市内の小学生、中学生に、カーボンニュートラルを目指すことで2050年にどんな世界になる?どんな未来を想像する?約30年後の未来を想像して描く「カーボンニュートラル絵画」を募集しました。
奥田市長をはじめパートナーシップ会議の運営委員のみなさんが審査し、環境フォーラムで「カーボンニュートラル絵画展」の表彰をおこないました。プレゼンターは、奥田市長と大野会長です。
小学生の部より、受賞者3名(小2 奥 睦喜さん、小2 江口ひまりさん、小2 仲程 純さん)の表彰をおこない、続いて中学生の部受賞者5名のうち当日の参加者2名(中2 奥谷 奈緒子さん、中2 吉川 千清さん)の表彰をおこないました。

次に、今年度で6回目となる「グリーカーテンフォトコンテスト」の表彰をおこないました。プレゼンターは、芦原副会長です。
受賞者3名(最優秀賞 横田 勝利様、優秀賞 服部 徳治様、環境賞 村上 隆夫様)の表彰をおこないました。
13:00〜13:45 講演会
・奥田市長の挨拶に始まり、大野会長の挨拶、講師の同志社大学名誉教授 新川達郎氏が紹介され、「カーボンニュートラルを目指して 〜地域からの進め方〜」をテーマに講演が始まりました。気候危機問題を考えると、人間の生活による影響が、大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がありません。それをふまえ、城陽市では、環境基本条例の制定、環境基本計画の策定、地球温暖化対策実行計画の策定、昨年の「ゼロカーボンシティ宣言」をおこなうなど市民・行政ともに多くの努力が重ねられてきました。温室効果ガス排出量も年々減っていますが、地域性により運輸部門の削減は難しいです。地域、市民から進めるカーボンニュートラルとして、電気エネルギー、化石燃料の節約、再生可能エネルギーへの転換、省資源、資源循環、循環型社会に向けて積極的に取り組むことが必要です。不用品も、資源の原点として「混ぜればごみ、分ければ資源」です。きっちり分別をして、資源として回していくことやシェアリング、住宅、車、家電など環境配慮や循環を重視した消費をするなど、気候危機に対して一人一人の市民の意識と行動が大切です。今日をきっかけに少しでも考えていただければありがたいです。と締めくくられた。
来場者から、2050年までに実質二酸化炭素排出量をゼロにする温暖化防止に対し、法整備はどうなると考えられるか、の質問に対し、エネルギー法が課題、炭素税の導入を始めないと2050年に二酸化炭素のゼロは無理なのではないかと思います。と回答をされました。また、「カーボンニュートラル」とは何かよく聞かれるがわかりやすく説明するにはどう話したらいいのか。の質問に対し、大気中に排出される二酸化炭素を工業化がおこる前に戻したい。木や自然環境が吸収できる量にとどめるようにすることでしょうか。と回答をされました。
13:45〜14:50 パネルディスカッション
先ほどの新川氏の講演を踏まえ、「カーボンニュートラルに向けて 〜私たちができること〜」をテーマにパネルディスカッションをおこないました。
新川氏をコーディネーターに、城陽高校2年生の千馬大毅さん、龍谷大学法学部環境サイエンスコース3回生の檜垣栞良さん、同じく龍谷大学政策学部環境サイエンスコース3回生の竹林茜音さん、京都府地球温暖化防止活動推進委員の古家野辰也氏、城陽環境パートナーシップ会議より奥田禎爾氏をパネリストに迎え、各世代が未来の環境を考え、自分はどんな事を選択するのか話をされました。
城陽高校2年生の千馬大毅さんは美術部に在籍、今回おこなった「カーボンニュートラル絵画展」の作品募集チラシを作製していただきました。今後は、環境に関して、みなさんの「心」を動かすような絵を描いていきたいと話されました。
龍谷大学法学部環境サイエンスコース3回生の檜垣栞良さんは、環境問題に取り組んでいる企業に就職し、未来の環境に貢献したいと話されました。
龍谷大学政策学部環境サイエンスコース3回生の竹林茜音さんは、祖父が私たちの未来のために太陽光パネルを自宅に取り付けたことを聞き、未来の環境に向けた「将来への投資」に感心したと話されました。
京都府地球温暖化防止活動推進委員の古家野辰也氏は、今、未来の環境に向けていろいろと活動をしているが、今後は現在の活動も続けながら、木を植えることを積極的にやりたいと話されました。
城陽環境パートナーシップ会議より奥田禎爾氏は、PS会議でおこなっている啓発活動を、地道に続けることが大切。市民のみなさんに、できることから実践いただくよう啓発を続けていきたいと話されました。
最後に、コーディネーターの新川氏が一人一人お話しについてまとめられ、終了となりました。
14:55〜15:10 デイリーエコチョイスJOYO完成報告
令和4年4月より、龍谷大学の環境サイエンスコースの学生4名(杉本拓海さん、五十嵐南美さん、檜垣栞良さん、竹林茜音さん)と城陽環境パートナーシップ会議と市が協働して「カーボンニュートラルに向けて、私たちができることは何か」を考え、実行するアイテムとして「デイリーエコチョイスJOYO」という冊子を作製しました。
大学生は、1から何かを作り上げる初めての経験でした。約三世代が集まっての作製は、感覚や意見の違いなどを共有することが難しかったなど、完成までの過程を作製に携わった学生、龍谷大学経済学部環境サイエンスコース3回生の杉本拓海さん、龍谷大学経営学部環境サイエンスコース3回生の五十嵐南美さんより、完成報告をおこないました。
この冊子を読まれた方が、日常の生活の中で「環境に良い選択」をしていただけることを願います。
15:25 城陽市環境フォーラム閉会宣言
最後に、本日の環境フォーラムを振返り芦原副会長より、カーボンニュートラルに向けて、これからは、一人一人が環境を意識し、環境に良い行動を「選択」することが大切です。未来のためにできることをやりましょう!と挨拶をおこない、閉会となりました。