官学協働プロジェクト〜ポイ捨て禁止啓発資材デザインについて〜

　令和６年４月に施行しました「城陽市ポイ捨て禁止条例」にもとづき、市民、市民団体、事業者だけでなく、市外から訪れる方も含め、市と一体となって「きれいなまち・美しいまち城陽」を推進するため、ポイ捨て防止・抑止に向けた取り組みを進めています。
　そのためには、私たち一人一人がポイ捨てを「しない」「させない」といった意識を高めることが重要であり、広報じょうようやホームページへの記事掲載により啓発してまいりました。
　また、ポイ捨て防止・抑止のための啓発用看板や、ポスター・チラシについて、そのデザインの検討も進めてきたところです。
　そこで、誰もがわかりやすく、ユニークな啓発看板、ポスター・チラシをデザインするため、デザイン専門学校の学生や市内の高校生の協力のもと、若い力を活かしたデザイン作成に取り組みました。

　令和６年４月に、京都芸術デザイン専門学校と官学協働による「ポイ捨て禁止条例啓発看板デザイン」の作成事業を開始しました。
　４月１７日には、オリエンテーションとして、市職員が訪問させていただき、協力をお願いしたいデザインの主旨や概要等を説明、意識の共有を図りました。
　その後、５月１日にはデザイン作成の参考のためにフィールドワークとして、専門学校の学生のみなさんを本市へお招きし、市内の各施設等を視察いただきました。

　視察後、２か月間、１５名の学生のみなさんにポイ捨て禁止条例の啓発看板デザイン作成に取り組んでいただきました。
　７月３日には、取り組んでいただいた１５作品の中から選抜された５作品について、市役所西庁舎で市長プレゼンテーションを実施しました。
　作品を手掛けた学生のみなさんから、デザインの説明とその工夫したところなど、作品に対する想いをそれぞれご自身の声でお聞かせいただきました。
　５作品とも、市の思いや希望をしっかりと反映された内容となっており、学生らしく自由で豊かな発想となっています。その中から、２作品をポイ捨て禁止啓発看板デザインとして最終作品に選ばせていただきました。

　デザインに採用されたおふたりだけでなく、選考されなかった１３名の学生のみなさんを含め、どれもすばらしいデザインを提案いただきました。本当にありがとうございました。

　令和６年２月から、京都府立城陽高等学校・西城陽高等学校の美術部のみなさんにご協力をお願いし、ポイ捨て禁止啓発用のチラシ・ポスターデザインの作成に取り組んでいただきました。
　複数回の協議を重ね、市からの提案や要望に対しても前向きに検討していただき、細部まで修正を重ねながらデザインを完成していただきました。
　作成いただいたデザインは、環境課が令和６年７月に募集した「カーボンニュートラル絵画」の募集チラシにも採用し、令和６年１０月２０日に開催された環境ふれあいフェスタや、１１月３日に開催された産業まつり、１１月３０日に開催された城陽市環境フォーラムでは、作成いただいたデザインポスターを展示し、市民のみなさんに披露いたしました。
　城陽市内の高校に通う学生として、城陽市を思いながら、若い感性を十分に発揮していただいたデザインを作成いただき、本当にありがとうございました。