有機フッ素化合物(PFAS)について
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有機フッ素化合物について

有機フッ素化合物とは?
炭素とフッ素が結合した有機化合物であり、総称としてPFAS(ピーファス)と呼ばれています。
※PFAS・・・ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物
PFASには、炭素の数などが異なる物質が1万種類以上あるとされており、代表的なものとしては、PFOS(ピーフォス)及びPFOA(ピーフォア)があります。
※PFOS・・・ペルフルオロオクタンスルホン酸
PFOA・・・ペルフルオロオクタン酸
PFASは、撥水・撥油(水や油をはじく)、耐熱等の特徴を持ち、撥水剤、表面処理材、乳化剤、消化剤等として用いられてきましたが、PFOSやPFOAなどの一部のPFASは環境や人体への影響などが懸念されることから、現在では製造や使用が禁止されています。

有機フッ素化合物と無機フッ素化合物の違いについて
有機フッ素化合物と無機フッ素化合物の違いは、化学的な構造だけでなく、人の身体への影響も大きく異なります。
無機フッ素化合物は、フッ素とナトリウムやカルシウムなどの金属や非金属が結合した化合物で、フッ化物とも呼ばれます。無機フッ素化合物は、歯のエナメル質を強化し、むし歯を予防する効果があるとされ、歯磨き粉や洗口剤に添加されています。
一方、有機フッ素化合物は、フッ素と炭素が結合した化合物の総称で、約一万種類以上の物質があります。有機フッ素化合物は、熱に強く、水や油をはじき、燃えにくいなどの特徴を持ち、フライパンやコーティング剤、消火剤などに広く利用されています。また、科学的に非常に安定しており、自然界ではほとんど分解されません。
このように、無機フッ素化合物は有機フッ素化合物とは全く異なる物質です。

健康への影響について
国の調査により、動物実験等におけるコレステロール値の上昇、発がん、免疫系統との関連が報告されていますが、未だ科学的知見が不十分とされています。
現在も、国際的に様々な知見に基づく検討が進められています。

PFOS及びPFOAの水質基準について
環境省では、令和2年5月にPFOS及びPFOAを「人の健康の保護に関する要監視項目」に位置づけ、その目安となる暫定的な目標値として「50ng/L」を設定しています。
要監視項目(環境省ホームページ)(別ウインドウで開く)<外部リンク>

参考リンク
お問い合わせ
城陽市役所市民環境部環境課環境係
電話: 0774-56-4061
ファックス: 0774-56-3999
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