多重債務とは?
複数の金融機関から自分の返済能力を超えた借金をしてしまうことです。 借金を返すために新たな借金をすると、結果として「多重債務」に陥ってしまうことがあります。 多重債務に陥るのは特別な人ばかりではありません。正しい知識を持っていなければ、誰にでも起こり得る危険があります。
貸金業法の改正について
返済しきれないほどの借金を抱えてしまう「多重債務者」の増加が、深刻な社会問題(多重債務問題)となったことから、 これを解決するため、平成18年、従来の法律が抜本的に改正され、平成22年6月より総量規制と 上限金利の引き下げが導入されました。
総量規制
とは…借入残高が年収の3分の1を超える場合(住宅ローンなどを除く)、新規の借り入れはできません。
借り入れの際は、基本的に「年収を証明する書類」が必要となります。
上限金利の引き下げとは…出資法の上限金利を20%に引き下げ、
上限金利を利息制限法の水準(貸付額に応じ15〜20%)としました。
利息制限法の上限金利を超える金利帯での貸付けは、民事上無効で行政処分の対象となります。
出資法の上限金利を超える金利帯での貸付けは、刑事罰の対象となります。
※日本貸金業協会「ローン・キャッシング Q&A BOOK」より抜粋
リンク
² 法テラス
² 日本貸金業協会