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民話・昔話 長池の大蛇

[2006年7月30日]

ID:1622

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長池の大蛇

むかしむかし、奈良街道沿いに、端から端まで300メートルはあろうという長い長い池があったそうな。そこには悪い大蛇が住んでいて、ときどきぬーっと姿を現しては近くに住む人に悪さをはたらいておったんじゃと。

若い娘さんなどは、大蛇が池から顔を出してこちらのほうをジロリ、とにらんだだけで腰をぬかして動けんようになってしもうたほどじゃ。困り果てた村人たちは、「このままでは池の主にみんな丸呑みにされてしまう。なんとか神さんに退治してもらえんじゃろか」と近所の神社に片っ端からおがんで回った。

するとある日、どこからともなく刀を持った人が現われ、大蛇をバッサリ切り捨ててまた消えて行ったそうや。村人はびっくりするやら喜ぶやらで、「きっとあれは行基菩薩さんの化身に違いない。ありがたい、ありがたい」と騒いでおったが、死んだ大蛇の尾から立派な剣が出てきたのでまたびっくり。これは神さんに奉納せなあかんと思うて、大和の石上神宮(いそのかみじんぐう)に差し出したそうや。それからは池も静かになり村は栄えましたとさ。

今、もうこの長い池は埋め立ててしもうたけど、長池という地名はこの池からきておるんやそうな。山州名跡誌という本にも載っておるし、大和、今の奈良天理市の石上神宮にはそのときの刀が残っておるそうや。

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