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民話・昔話 牛馬の守護月神

[2006年7月29日]

ID:1620

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牛馬の守護月神

むかしむかし、今から千年も前の話じゃ。綴喜郡、相楽郡のあたりに大きなハチみたいな虫がたんとわいて、牛や馬の背中といわず腹といわず、あたりかまわず食らいついては血を吸い取ってしもうた。

あれはアブやったんやろか、そらもうむちゃくちゃに数が多かったもんやから、牛も馬も弱ってしもうて、あっちこっちでバタバタと死んでいきおった。

むかしは機械なんかあらへん。畑仕事するのも遠いところへ荷を運ぶのも牛と馬の力にたよってたさかいに、農家の人はみんな大弱りや。これはなんかのたたりとちゃうかいな、と神さんにお伺いをたてたところ、やっぱり樺井月神(かばいげっしん)という神さんのたたりやとわかった。

この神さんは水主神社(みずしじんじゃ)の鎮守の杜にいらっしゃる。農家の人は朝廷の勅使とともに、いっしょけんめい祈ってみると、不思議なことにあれだけたくさんいたアブがどこかへ飛んで行ってしまい、牛や馬もみんな元気を取り戻したそうや。

神さんの力はえらいもんや。それからというもの、毎年2月の20日になるとあちこちから牛や馬を引いてお参りにくるお百姓で、小さいお宮さんの境内はいっぱいになったという。今は牛も馬もほとんどおらんけど、狛犬さんならぬ狛牛さんが、当時のおもかげを伝えておる。

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