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民話・昔話 雨降り地蔵

[2006年7月30日]

ID:1619

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雨降り地蔵

むかしむかし、ひどい日照りで稲が枯れそうになり、お百姓が困って常楽寺の住職に相談に行った。

住職がご本尊の阿弥陀如来に願をかけると、「境内の地蔵に一週間祈願したら雨が降る」とのお告げ。そらもう必死でおがんだところ、1週間せんうちに大雨が降ってきたそうや。

喜んだのもつかの間、今度はいつまでたっても雨がやまん。あわてて阿弥陀さんに聞きにいくと、「この地蔵さんは水なしではおられんお方や。常楽池にお沈めせんと、そこらみんな水浸しになってしまう」とのこと。そんなこと早よゆうといてくれたらええのに、阿弥陀さんも人が悪い。みんなして、大急ぎで地蔵さんを池にほり込んで、やっと雨がやんだ。

それからというもん、日照りになったら池から地蔵さんを引き上げては、飾りもんをしてお供えあげて、「日干しはかなわん。雨や雨、雨を降らそう」と、地蔵さんが水を呼ぶのを待ったそうや。干ばつのひどい時には護摩をたいて、地蔵さんを火あぶりにして雨乞いしたという。ようバチのあたらんこっちゃが、地蔵さんは百発百中で雨を降らしてくれたんだと。

今も常楽池の東のすみっこあたりには、この雨降り地蔵さんが気持ちよう水につかって眠っていらっしゃる。

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